最低限知っておきたいこと
ノートパソコンは海外留学に持って来ない人はいないと言っても過言ではないでしょう。
私が初めて海外に行った頃(2001年)は、まだインターネットが今ほど普及していませんでした。
12.1インチのMebiusをショルダーバッグに、着替えや荷物をキャリーバッグに入れてニューヨークの町を歩いていたのを思い出します。
当時の12.1インチというと、今の15インチワイドと同じかそれ以上に重く分厚いノートパソコンでした。
その上性能は今の20分の1程度(MMX対応Pentium 150MHz メモリ32MBくらいだったと思います)・・・。
そんなパソコンでも、無ければ初海外旅行は充実したものにはならなかったでしょう。
私は当時からIT関係には強い方だったので、ついつい癖で人のパソコンを触らせてもらっては色々話を聞いていました。
そこで気づいたのは、ほとんどの人が値段だけでパソコンを選定しているということと、パソコンがおかしくなった時の対処方法を知らないということです。
意外に多くて致命的なのが、リカバリーディスクを持ってきていない人です。
私はニューヨーク滞在中にはシェアメイトのパソコンを2回復旧させました。
そして、イギリス滞在の時は、多くの知人のパソコンを触りました。
中には知り合いの知り合い(つまり他人)に頼まれるケースもあり、如何に多くの人がパソコンを知らないのかというのが分かりました。
私が復旧したケースのほとんどは、コンピュータウィルスによる被害でした。
私は今までウィルスによる被害にあったことがないので驚きでした。
復旧方法は至って簡単です。
大切なファイルをCD-Rに焼くか、外付けHDD等に移し、リカバリーするかOSの再インストールをするだけです。
たったこれだけのことを知らない人が多かったということです。
これを見て、「そんなくらいなら大丈夫」と思われた方は問題ありませんが、何のことか分からない場合はもう少しパソコンについて知った方が良いかもしれません。
バックアップ等
DVD-RやCD-Rへバックアップをする方法を簡単に解説したサイトを作成しました。
音楽CDの焼き方やイメージファイルの焼き方等、フリーウェアだけでできるバックアップを紹介しています。
興味がある方は一度ご覧下さい。
ノートパソコンの選定方法
海外留学にどんなノートパソコンを持っていけば良いのか分からないと悩んでいる方は、幾つか選定の基準を抑えておいて下さい。
基本的にパソコンは「安かろう悪かろう」と考えていただければ良いと思います。
かといってメールチェックやインターネットをする程度しか使わないパソコンに高いお金は払えないとお考えの方も多いでしょう。
しかしパソコンは留学期間中だけ使用するものではなく、帰国後も必要となります。
なので、それなりに新しく高機能なものを購入しておいた方が後々後悔しないと思います。
金額で考えるなら、相場が16万円前後のパソコンを買うのがベストだと思います。
私が海外で見てきたパソコンの多くは13万円前後で購入したというものがほとんどでした。
あと3万円多く払っていれば、もう1年は長く使えるくらいのスペックのものを購入できたのではないかと思います。
たったの3万円です。時給800円のアルバイトで40時間程度の金額です。
長い目で見れば頑張れない金額ではないはずです。
私が知人にどんなパソコンを買えば良いか尋ねられた時に、必ず言う事があります。
「高い買い物だからこそ妥協してはいけない。」
この言葉でほとんどの方がもう2~3万円高くてもそれなりのスペックのものを選ぶという決断をされました。
これは家や車を買う時にも言える言葉だと思います。
あと少し払えば1ランク上のものが買えるのなら、そこはケチらずに頑張りましょう。
さて、次に性能面での基準を簡単に説明します。
- CPU
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CPUの役割を簡単に説明すると、与えられた命令を物凄い速度で処理するというものです。
「Central Processing Unit」の略で、日本語言うと「中央処理装置」となります。
聞くからに重要なポジションであることが分かると思います。
この部分を重視したパソコン選びをしないと、処理の遅さでイライラすることになります。
13万円前後のパソコンですとCeleronやAthlonというものが多いです。
しかし、上記のCPUの場合私の経験では若干の遅さを感じることが多く、長く使っているとストレスになってきました。
まぁこれはCPUの1次キャッシュや2次キャッシュという部分が絡んでくる話なのですが、とにかく同じ処理速度のCPUでも速度差が出てくるということです。
ちなみにCeleronはIntel製のCPUで、Pentiumの廉価版という位置づけになっています。
廉価版なのでやはり機能が劣ると考えるべきです。
CPUはCore2Duo、処理速度は1.3~2Ghz辺りを選んでおくことをお勧めします。
中古で買う場合はPentiumM 1.3Ghzくらいを最低ラインに考えると良いでしょう。
ポイントはCore2DuoかPentiumMのCPUを選び、処理速度は高いものを選ぶことです。
- メモリ
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メモリの役割はCPUに命令を伝えるというものです。
メモリの容量が大きいほど多くの情報を蓄えることができ、その情報を素早くCPUに伝えることができるわけです。
最近のOSやソフトはCPUに伝える情報量が膨大になっており、その為多くのメモリ容量が必要になってきているわけです。
もしメモリが足りないと、フリーズしたように画面が動かなくなったりパソコンが落ちてしまったりといった問題が起こってきます。
Windows Vistaになって推奨メモリは1Gbとされています。
なので1Gbを最低ラインに考えましょう。
私はVistaを使っていないので詳しいことは知りませんが、1Gbでは足りなくて2Gbに増設したという話をよく聞きます。
処理があまりにも遅いようならメモリの増設も検討しないといけないかもしれません。
OSがWindows XPの場合なら512Mbを最低ラインにしても大丈夫です。
- 光学ドライブ(CD、DVDドライブ)
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光学ドライブはCDを聴いたりDVDを観たりするのに使うことになると思います。
留学中はそういった娯楽用途だけでなく、写真や動画のバックアップの為に使うことも多くなってくると思います。
光学ドライブは必ず内蔵のものを選びましょう。
小さいパソコンの場合、光学ドライブは外付けというものもありますが、その場合結局持ち運ぶ量が大きくなってしまいます。
光学ドライブは、少なくともCD-Rに書き込みができる必要があります。
最新のパソコンならDVD-Rへの書き込みも可能だと思います。
海外滞在中に撮った写真や動画によって、パソコンのハードディスクはいっぱいになってしまうということがありますし、突然ハードディスクが壊れるということもあります。
そうなる前に定期的にデータをディスクに保存するようにしましょう。
- ハードディスク
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ハードディスクはご存知だと思いますが、様々なファイルを格納するディスクです。
多ければ多いほど沢山のファイルを保存することができます。
もう一つ言うと、回転数が早いほどファイルのやり取りが早くできます。
回転数を調べるには、「rpm」(Roll Per Minute)という項目を参照すれば分かります。
ノートパソコンの場合は5,400rpmくらいが普通だと思いますが、年々早いものが開発されてきています。
バックアップを定期的に取るのであれば、60Gbもあれば十分足りると思います。
まぁ今時のノートパソコンなら普通に100Gb以上あると思うので、あまり気にしなくても良いかもしれません。
- サイズ・重量
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液晶のサイズは12.1から13.3インチくらいが海外留学に最も適したサイズだと思います。
大き過ぎず、小さ過ぎないサイズなので、持ち運びのストレスや、使用中のストレスもありません。
重量は2Kg前後くらいになると思います。
意外に14インチや15インチのパソコンを持ってきている人が多かったのには驚きました。
そのくらいの大きさになると、持ち運びするにはちょっと重たくなりますし、サイズが大きいのでカバンをかなり占有してしまいます。
私の友人の中には、無理やりカバンに詰め込んでパソコンの一部を破損してしまった人もいました。
なるべく持ち運びを前提に無理のないサイズのものを選ぶようにしましょう。
上記のデータは2008年3月1日時点の参考データです。
毎年のように性能は上がっていますので、その都度調べることをお勧めします。
お店で注文する時には以下のように伝えれば問題ないと思います。
- CPUはコアツーデュオで処理速度は2ギガ前後
- メモリは1ギガ以上
- ハードディスクは100ギガ前後
- DVDが焼ける
- サイズは12.1~13.3インチくらい
上記の条件を満たしたノートパソコンを一つ紹介しておきます。
今(2008年3月現在)私が海外留学用に買うとすればこれを選ぶだろうというものですが、実際に使ったことはないので具体的な評価はできません。
モデムは付いているようなので、モデムカードはこのノートパソコンの場合は必要ありません。
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ちなみに私のノートパソコンは2004年に購入したものですが、2008年現在でもメインの開発機として十分に使えます。
参考までにスペックを載せておきます。
| 型番 | PC-MV1-5CA (SHARPのMURAMASA) |
|---|---|
| CPU | PentiumM 1.3Ghz |
| メモリ | 512Mb (256MBから拡張) |
| 光学ドライブ | Comboドライブ (DVDは読み込みのみ) |
| ハードディスク | 60Gb (内10Gbはリカバリー領域) |
| OS | Windows XP Home Edition |
| サイズ・重量 | 12.1インチ 約2kg |
私のパソコンの場合は光学ドライブがDVD-Rへの書き込みをサポートしていないのが問題でした。
8Gbあった写真や動画を保存する際に、10枚以上のCD-Rが必要になり、かなり面倒な作業でしたし、ディスクの枚数が多くなり荷物が増えました。
そんなこともあるので、DVD-Rへの書き込みは必須機能だと思います。
どうしてもノートパソコンの費用を抑えたい場合
「動けば良い」、「留学の間だけ使えれば良い」、「高価なものを持ち歩きたくない」等の理由で、とりあえず留学期間のみに絞ってノートパソコンの購入を検討されている場合について説明します。
価格.com等で値段に的を絞った検索をすれば費用に見合ったノートパソコンが見つかると思います。
その検索結果のパソコンと、上記のパソコンの選定基準を比較して検討すれば、13万円程度でもそれなりのノートパソコンを見つけることができると思います。
一般に、FUJITSUやSONYのようなメーカー品はそれなりの値段がします。
そして、ショップブランドと呼ばれるショップオリジナルの商品がそれなりに高機能でありながら、比較的安い価格になっています。
ショップブランドのメリットは、メーカー製のように不要なソフトが入っておらず、購入の際にある程度スペックの調整ができるというところです。
しかし、サポートの面でメーカーには及ばず、多少の不具合は自分で何とかできる人にはお勧めできます。
もう一つの選択肢はオークションや中古ショップで中古品を購入することです。
中古とは言え、上記の選定基準のものを選ぶとなると13万円くらいになると思います。
10万円以下で買いたいのであれば、上記の私のPCのスペックを基準にして中古ノートパソコンを探せば良いかと思います。
液晶のサイズに関しては14インチくらいになってしまうかもしれません。
安く上げることを第一に考えるなら、それくらいは我慢しないといけません。
もし私のノートパソコンと同じものを購入したとするなら、DVD-Rへの書き込みができない点や若干ハードディスクが少ない点等で苦労するかもしれません。
現在私のノートパソコンは、ハードディスクを160Gbに交換し、光学ドライブもDVD-Rに書き込みができるものに換装しています。
ちょっとした知識があればそのようにノートパソコンのカスタマイズもできるので、ネットで調べてみるのも良いかもしれません。
壊れてしまっても責任は持てませんが・・
CD-R・DVD-Rメディアについて
電気屋さんでよく見かける100枚3000円くらいの安いDVD-Rがありますが、お勧めはできません。
私は過去にそういうディスクを使ったせいでドライブの読み込みが悪くなってしまいました。
ドライブは消耗品なので、徐々に読み込みが悪くなってくるものですが、安い海外産のディスクを使うと明らかな速度で寿命が縮んでいきます。
ドライブが悪くなるだけならまだ良いのですが、ディスク自体の質が悪いので、焼いたデータが取り出せないという最悪の場合も多々あります。
私は何十枚かのバックアップを海外産の安いディスクで焼いて、多くのファイルを失いました。
海外留学の貴重な思い出の写真が取り出せないなんてことになったのでは悔やんでも悔やみきれません。
最近は国産のDVD-Rも50枚3,000円以下になっているので、国産の良いものを選びましょう。
私が気をつけるバックアップの方法として、例えばDVD-Rなら4.7Gb分のファイルを保存できますが、ディスクいっぱいに詰め込まず4Gb前後くらいに抑えて焼くということをしています。
何故かというと、DVDを焼く時はディスクの内側から外側に向かってファイルを焼いていて、外側にいく程に書き込みの制度が下がっていくようなのです。
そして、質の悪いディスクや質の悪いドライブで焼くと、ディスクの外側のデータほど取り出しができない可能性が高くなってきます。
そういう事態を避けるために、もったいないですが4.7Gb中の700Mb程は使用しないという方法を選んでいます。
あと、焼くときは4倍速にしています。
高速で焼くとどうしても荒くなってしまうようです。
かといって2倍速で焼くと品質が低下したという報告もあるので、4倍速がちょうど良い速度だと思います
データが取り出せなくなってしまっては元も子もないので、データの保存には細心の注意を払いましょう。
国産でお勧めのDVD-Rをご紹介させて頂きます。
16倍速対応のものもありますが、古い光学ドライブの場合は対応していないこともあるので、8倍速のものを紹介しています。
焼くときは4倍速が理想なので、16倍速を選ぶ必要はありません
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